柏島魚類データベース

Ostracion immaculatus Temminck and Schlegel, 1850 ハコフグ

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属名 Ostracion ハコフグ属
学名 Ostracion immaculatus
和名ハコフグ
記載 Temminck and Schlegel, 1850
サイズ 全長 25cm
説明体は骨板でできた箱におおわれ、横断面は4角形を呈する。背鰭9軟条、臀鰭9軟条、胸鰭10軟条。雄は背中が鮮やか青色である。雌や若魚は背中が青くない。ミナミハコフグと混同されてきたが、色彩が異なる。本種の体の骨板には瞳孔大の青白色点があるが、ミナミハコフグでは骨板に微少な白色点があり、その周囲に微少な数個の黒色点が黒色線がある。
分布浅海の内湾。北海道根室〜九州南岸の太平洋沿岸、青森県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海、屋久島;朝鮮半島南岸・東岸、済州島、香港。
生活史沿岸の岩礁域に生息し、群れはつくらず単独で行動する。繁殖期にはペアで産卵し、浮性卵を産む。皮膚から粘液毒を出すが、肉や内臓に毒はない。観賞魚として人気があるが、水槽内でハコフグが死ぬと粘液毒を出し、他の魚を殺してしまうので注意を要する。小型甲殻類、ゴカイ類貝類などの無脊椎動物を食べる。食用となる。
参照