柏島魚類データベース

Balistoides conspicillus Bloch and Schneider, 1801 モンガラカワハギ

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属名 Balistoides モンガラカワハギ属
学名 Balistoides conspicillus
和名モンガラカワハギ
記載 Bloch and Schneider, 1801
サイズ 全長 43cm
説明体は側扁し、板状の大きな鱗に覆われる。背鰭は2基あり、第1背鰭は3棘からなる。背鰭第1棘は強大で、垂直に立てることができる。背鰭第1棘と背鰭第2棘に特殊な構造があり、背鰭第1棘を立てると背鰭第2棘によって固定される。腰骨は単一の棒状の骨で、その後端に痕跡的な胸鰭が着く。胸鰭は小さな鞘状の鱗に包まれた痕跡的鰭条要素からなる。鞘状鱗は4節からなり、上下に可動。背鰭3棘24〜26軟条、臀鰭21〜23軟条、胸鰭14軟条。眼の後方に1縦溝があり、鰓孔の上部の骨質の大きな鱗がある。尾柄側面に並ぶ5〜6列の小棘がある。体側にある数個の大きな白色斑とオレンジ色の唇で他種との識別は容易。
分布サンゴ礁域。岩手県、八丈島、小笠原諸島、鹿島灘〜九州南岸の太平洋沿岸(多くは幼魚)、新潟県〜長崎県野母崎の日本海沿岸(多くは幼魚)、屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣諸島;済州島、台湾東北部・南部、海南島、西沙群島、インドー西太平洋(紅海と北部インド洋を除く)、フィジー諸島、サモア諸島。
生活史危険を感じるとサンゴや岩のすきまに潜り込み、第1背鰭と腹鰭を立てて、穴の中に突っ張り、引きずり出されないようにして身を守る。群れをつくることはなく、単独あるいは2尾で行動する。甲殻類、ウニ類、貝類を食べる。日本では食用にされていない。観賞魚として人気があり、特に幼魚は熱帯魚愛好家に好まれる。モンツキハゲ(高知)、ウエタカノメーカーハジャー(沖縄)。
参照