柏島魚類データベース

Neosynchiropus ocellatus ( Pallas, 1770 ) コウワンテグリ

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属名 Neosynchiropus コウワンテグリ属
学名 Neosynchiropus ocellatus
和名コウワンテグリ
記載 ( Pallas, 1770 )
サイズ 全長 6cm
説明ヤマドリやセソコテグリに似るが、臀鰭軟条がその第1軟条を除き、すべての先端で分枝していることで区別できる。(全2種では最終軟条のみが先端で分枝する)。雄では前鰓蓋部に1本の黒褐色帯があり、第1背鰭のやや上よりに4個(稀に3個)の目玉模様がある。雌では臀鰭に4本の褐色斜走帯がある。また、雌雄ともに体にはほぼ5本の不規則形の幅広い横帯がある。
分布岩礁、サンゴ礁内の砂地。伊豆大島、八丈島、伊豆半島東岸・西岸、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島;済州島、台湾、西沙群島、ベトナム、東インドー太平洋(オーストラリア西岸以東;ハワイ諸島とイースター島を除く)。
生活史礫底や礁上にいることが多い。ヤマドリより南方性が強い。本種は全長12cm前後で着底するが、着底時腹面を除いて一様に白色である点が特異である。砂地性の種は着底時全身が一様に淡灰色が茶褐色で、ときには茶褐色の斑紋が出ている.従って本種の色は着底環境への適応とみることができよう。
参照