Trichonotus filamentosus Steindachner, 1867 クロエリギンポ
| 属名 | Trichonotus ベラギンポ属 |
|---|---|
| 学名 | Trichonotus filamentosus |
| 和名 | クロエリギンポ |
| 記載 | Steindachner, 1867 |
| サイズ | 全長 15cm |
| 説明 | 基本的な体形は前出のベラギンポに似るが、体はより細長く、体長は体高の12〜15倍。体側前部に無鱗域がない。背鰭条数は48本以上。雄は後頭部に黒色帯があり、その下縁は青白色斑で縁取られる。背鰭高く、その前部鰭条長は頭長の1/2以上であるが、前種の雄のように糸状に延長することはない。尾鰭は卵円形で大きく、頭長より長い。体側の青白色点列は1列のみで、しかも中軸の後2/3のみにある。雌では背鰭の前部数輪条にわたって黒色斑があることが著しい特徴。 |
| 分布 | 砂質域。小笠原諸島、千葉県館山湾〜高知県柏島の太平洋沿岸、愛媛県愛南、新潟県佐渡、九州北岸、長崎県野母崎；南シナ海、ニューギニア島、ニューカレドニア。 |
| 生活史 | 外海に開けた海岸の砂底に多く生息しており、ベラギンポとはすみ分けているようである。生活型や習性は前種に似ている。 |
| 参照 |