柏島魚類データベース

Scarus dimidiatus Bleeker, 1859 カワリブダイ

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属名 Scarus アオブダイ属
学名 Scarus dimidiatus
和名カワリブダイ
記載 Bleeker, 1859
サイズ 全長 30cm
説明胸鰭14(13〜15)軟条。背鰭前部鱗数6(5〜7)。頬鱗第3列は1〜4鱗。前頭部が円く突き出る。尾鰭は截形。幼魚と雌魚は同じで、黄色い体に背面から斜めの黒い帯が4本走る。雄型の体側半の背面が一様に鮮やかな緑で、後半は鱗のまわりに赤褐色の縁取りがある。眼から後下方向に赤褐色と鮮黄色の帯が並行する。
分布サンゴ礁域。屋久島、沖縄諸島以南の琉球列島、尖閣諸島;台湾、東沙群島、西沙群島、南沙群島、タイランド湾、小スンダ列島、西ー中央太平洋(フィリピン諸島〜サモア諸島;ハワイ諸島・インドネシア・ニューギニア島南西岸を除く)、アンダマン諸島、オーストラリア西岸。
生活史礁原より外側で番産卵を観察した報告が1例だけある。もっぱら礁池内の枝状サンゴの周辺を好んで小さな群れをつくる。西表島網取湾でサンゴがオニヒトデに食害されると、たちまち本種の数が少なくなった。かつては雄をタスキブダイと呼んでいた。小型藻類食。
参照