柏島魚類データベース

Kaiwarinus equula Temminck and Schlegel, 1844 カイワリ

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属名 Kaiwarinus カイワリ属
学名 Kaiwarinus equula
和名カイワリ
記載 Temminck and Schlegel, 1844
サイズ 全長 25cm
説明体高が高く側扁し、楕円形あるいは菱形を呈する。体は銀色で、幼魚では6〜8本の暗色横帯が出ることもある。第2背鰭には黒色の、臀鰭には暗黄色の縦帯があり、それぞれの鰭の縁辺は白い。歯は絨毛状で歯帯を形成する。背鰭8ー1棘23〜25軟条、臀鰭2ー1棘21〜24軟条。胸部は完全に鱗で覆われる。稜鱗は小さいが、全側線直走部を占める。
分布沿岸の200m以浅の下層。北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、伊豆ー小笠原諸島(少ない)。北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域;朝鮮半島南岸、渤海、黄海、台湾、中国東シナ海沿岸、海南島、南アフリカ、ソマリア沖、オマーン湾、、オーストラリア北西岸、ハワイ諸島、イースター島。
生活史砂泥域の低層で生活する。主な餌生物は底生性甲殻類や魚類。産卵期は9〜11月。球形の分離浮遊卵を産む。稚魚は大型のクラゲについていることもある。口腔内に頭脚類(シマアジノエ)が寄生していることが多い。
参照