属名 |
Alectis
イトヒキアジ属
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学名 |
Alectis
ciliaris
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和名 | イトヒキアジ |
記載 |
(
Bloch, 1787
)
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サイズ |
全長 100cm
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説明 | 体高が高く、著しく側偏する。幼魚では菱形、体は成長にともなって伸長する。体は銀色で、幼魚には”く”の字型の暗色横帯がある。背鰭6〜7ー1棘18〜20軟条、臀鰭2ー1棘15〜17軟条。第1背鰭棘及び臀鰭遊離棘は短く、成魚では皮下に埋没する。幼魚の背鰭、臀鰭の前方の軟骨は糸状に著しく長く伸びるが、腹鰭軟条は伸びない・同属のウマズラアジは、頭部前縁が角張ること、幼魚の胸鰭軟条が伸長することで区別できる。 |
分布 | 内湾など沿岸の水深100m以浅。伊豆ー小笠原諸島、北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸(日本海沿岸と北海道〜茨城県の太平洋沿岸は幼魚が多い;瀬戸内海では稀で幼魚のみ)、屋久島、琉球列島、東シナ海中部の大陸棚縁辺域;千島列島南部太平洋沿岸、ピーター大帝湾(稀)、山東半島(幼魚)、朝鮮半島南岸・東岸(幼魚)、台湾、中国東シナ海・南シナ海沿岸、海南島、全世界の熱帯海域。 |
生活史 | 幼魚は表層近くで生活し、成魚は通常水深60m以深の低層で生活する。熱帯域で分離浮遊卵を産む。肉食性。幼魚は鑑賞魚として飼育され、成魚は食用とされるが、やや独特の臭いがある。 |
参照 | |