柏島魚類データベース

Lepidotrigla kishinouyei Snyder, 1911 オニカナガシラ

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属名 Lepidotrigla カナガシラ属
学名 Lepidotrigla kishinouyei
和名オニカナガシラ
記載 Snyder, 1911
サイズ 全長 17cm
説明体は円筒形で、頭部は骨板でおおわれる。両背鰭に沿って骨質板が並ぶ。体の上半部は赤色、下半部は白っぽい。胸鰭内面は橙色からウグイス色で、縁辺は青色、下半部に大きな黒色斑があり、その斑紋内にのみ白色点が散在する。吻突起の最外棘は成長するにつれて長くのび、和名の由来となっている。
分布水深30〜145mの貝殻・泥まじり砂、砂まじり泥。新潟県〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海中部以南の大陸棚全域;朝鮮半島南岸、中国東シナ海北部沿岸、台湾。
生活史産卵は主として冬〜春にかけて。最小成熟体長は15cm。エビ類、カニ類を食べる。カナガシラ属の中では漁獲量は多く、煮つけなどの惣菜用、練製品の原料に利用される。鱗が細かいため、キヌカナガシラとも呼ばれる。
参照