Gymnothorax prionodon Ogilby, 1895 ユリウツボ
| 属名 | Gymnothorax ウツボ属 |
|---|---|
| 学名 | Gymnothorax prionodon |
| 和名 | ユリウツボ |
| 記載 | Ogilby, 1895 |
| サイズ | 全長 80cm |
| 説明 | Steindachner(1896)によって記載されたGymnothorax mieroszewskiiのホロタイプ（NMW 61642, 全長835mm）を調査した結果、本種はこれまで、Gymnothorax leucostigma Jordan and Richardoson,1909,和名ユリウツボとして報告されているウツボ類にあてはめるべき種であることが判明した。なお、Bohlke and Smith(2002)はmieroszewskiiのタイプ産地を神戸（Kobe,Hiago)もしくは長崎（Nagasaki)としているが、タイプ標本のラベルは日本（Japan)とあるだけである。深みに生息する本種は少なくとも神戸で獲られる可能性はなくデータとしては日本とするのが適切であろう。この論文は原記載論文（Steindachner,1896)にある表題（P.197、I.Fische von Koda, Hiogo und Nagasaki）を引用したものと思われる。G.mieroszewskiiと同定される日本産の種に対しては、ユキウツボなる和名がついているが、この和名は、原記載以来使われていないため、本書二版ではG.mieroszewskiiと同定される種には和名ユリウツボを適用した。しかし、Bohlke and McCosker(2001)はGymnothorsx mieroszewskii(Steindachner,1896)を南半球に分布するG.priononodon Ogildy,1895の新参異名にしたので、ここでは彼らに従った。
斑紋の方が地色より淡い |
| 分布 | 沿岸岩礁域のやや深所（水深100m前後）。小笠原諸島、千葉県館山湾〜高知県柏島の太平洋沿岸、愛媛県八幡浜、山口県日本海側、琉球列島；朝鮮半島南岸、台湾南部、海南島、西沙群島、オーストラリア東岸・東北岸、ニュージーランド。 |
| 生活史 | |
| 参照 |
