Platyrhina tangi ( Iwatsuki and Zhang and Nakaya, 2011 ) ウチワザメ
属名 | Platyrhina ウチワザメ属 |
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学名 | Platyrhina tangi |
和名 | ウチワザメ |
記載 | ( Iwatsuki and Zhang and Nakaya, 2011 ) |
サイズ | 全長 68cm |
説明 | 日本産のウチワザメは、これまでPlatyrhina sinenis(Bloch and Schneider,1801)と同定されていた。しかし、Iwatsuki et al.(2011)によって北西太平洋産ウチワザメ属の再検討が行われ、日本近海には2種が生息していいることがわかった。彼らによると、いずれも新種であり、ひとつはPlatyrhina tangi、もうひとつはPlatyrhina hyugaensisと命名された。前者はこれまでウチワザメと呼ばれていたもののおおむね一致するので、その和名を適用し、後者には新しくオニノウチワという和名が付された。Iwatsuki et al.(2011)はP.tang(P.sinensisとされてきたものとして)の分布にベトナムを挙げている。これはCarpenter and Niem eds.(1998-2001;総合文献)の記述によるものと思われるが、これは根拠が薄い。従って、P.tangiの分布の南限は、現在のところ北海(中国科学院動物研究所他編、1962;総合文献)であろう。東アジアにおけるこれら2種の詳細な分布については、今後の課題である。
眼窩、項部、肩帯部の棘は淡黄色か白色で囲まれる。 肩帯部の前方に一対の棘がない。 |
分布 | 沿岸の岩礁に近い砂底(水深100m以浅)。東京湾〜九州南岸の太平洋沿岸、九州西岸;朝鮮半島南西岸、台湾西部、遼東半島〜北海の中国沿岸。 |
生活史 | |
参照 |